見学会から
三木市立金物資料館
古来から伝わる西方や金物製品に関わる資料を保存するとともに、それらの展示に加え、現代の優れた職人技による金物の数々が展示されています。同館・前田直行館長から、製造経験に立った熱のこもった説明を受けました。
小野市伝統産業会館
播州そろばんは、天正年間に始まるといわれています。最盛期をすぎたとはいえ、小野市の生産量は全国一です。館内には、地場のそろばんだけでなく、東西のそろばんが展示されています。 また、現代の機械によるそろばん玉の形成の実演も行われています。当日は、小野商工会議所の古家達也氏によるそろばん玉の形成の実演と解説があり、そのあとそろばん製造のエキスパートによる 解説を聴きながら組み立ての技を見学しました。
西脇市郷土資料館
播州地方では早くから木綿の生産がおこなわれ、その立地を受けて木綿織物が発達しましたが、西脇はその中心地でした。同資料館では、西脇の歴史を広く伝える展示とともに、 「播州織のあゆみ」が詳しく提示・解説されています。当日は、同館の学芸員・脇坂氏の案内と解説で館内を見学した後、 近くにある播州織工房館を訪ね現在の播州織の数々を見るとともに、向上の経営者から解説を聴きつつ織機の運転を見学しました。